幸せのタネをまく方法<28>
余裕のある人になりたいなら、
ある癖をやめましょう。
それは「詰め込む癖」です。
詰め込む癖は悪い癖です。
「詰め込む」ということは、
無駄がなくて合理的かつ効率的に
感じるかもしれませんが、誤解です。
「詰め込む」ということは
「余裕をなくす」ということです。
一見すると理想的に思えますが、
余裕という点で言えば最悪です。
突然ですが、
自分の部屋のクローゼットを開けてください。
その場にいなければ、
思い出すだけでもかまいません。
クローゼットの中が、
ぎゅうぎゅうになっていないでしょうか。
隙間がなく詰め込まれている様子は、
無駄がなく素晴らしく思えますが、
注意が必要です。
それは、余裕のない状態です。
隙間がないと、
出し入れのときに大変です。
摩擦が生じて、
服の劣化も早くなります。
少しでもたくさん収納しようとすると、
ぎゅうぎゅうに詰め込みがちです。
人によっては、
100パーセントで満足できず、
110パーセント・120パーセントの状態に
なっていることもあるでしょう。
これはよくありません。
すでに限界を超えている状態です。
収納そのものを痛めてしまう
可能性もあります。
余裕を作りたいなら、
100パーセントの収納はやめることです。
詰め込む癖をやめるということです。
収納を普段100パーセントで設定している人は、
考え方を改めましょう。
余裕がないから、
100パーセントに詰め込むのではありません。
100パーセントに詰め込んでいるから、
余裕がなくなるのです。
100パーセントの状態は避け、
隙間を作るようにしてください。
「余白を作る」と言い換えてもいいでしょう。
余裕のある人になるためには、
詰め込む癖をやめることが必要不可欠です。
<隙間を作る目安>
隙間は、
いくら作ればいいのでしょうか。
目安は「20パーセント」です。
20パーセントは、
隙間を作るようにしましょう。
この考え方は、
クローゼットに限りません。
本棚・食器棚、冷蔵庫、冷凍庫、
机の引き出しなど、
収納に関することは全般に言えます。
収納は、
80パーセントが上限と考えるのが正解です。
80パーセントを超えることがあったとしても、
一時的にとどめておくことです。
20パーセントの余裕があれば、
いざというときに役立ちます。
物を入れたり取り出しやすくなったりします。
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