幸せのタネをまく方法<12>
「誰かに機嫌をとってもらいたい」と
思うときがあります。
なかなか元気が出ないときは、
誰かに嬉しいことを言われ、
明るい気持ちにさせてもらいたいもの。
嘘でもお世辞でもいいから
嬉しいことを言われると、
暗い気持ちが吹き飛んで、
ぱっと明るい気持ちになるでしょう。
「誰か私の機嫌をとって!」と
待っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ここで意識を変えたい。
待つ必要はないのです。
受け身の姿勢は悪い癖です。
自分の機嫌は、自分でとりましょう。
「自分で自分の機嫌をとるのは
おかしいのではないか」
それは思い込みです。
常識にとらわれる必要はなし。
自分で自分の機嫌をとっては
いけないというルールはありません。
自分の努力や頑張りは、
自分が一番よく知っています。
「自分で自分の機嫌をとる」と
いうことは
「自分で自分を元気にする」と
いうことです。
自分で自分を元気にするのは、
変なことでも悪いことでもなく、
ごく普通のことです。
自分で自分の機嫌をとることも、
自己管理の1つです。
罪悪感も自己嫌悪も不要なのです。
ためらうことなく、
自分で自分の機嫌をとりましょう。
「自分はダメ人間だ」と思っても、
何か1つくらい取り柄があるはずです。
一人旅をした経験があるなら、
こう考えましょう。
「一人旅をした経験がある。
あらためて考えるとすごいことだよね」
健康な体しか取り柄がないなら、
こう考えましょう。
「健康な体があるから、
まだまだ可能性はたっぷりあるよね」
毎日自宅と会社の往復でうんざりしているなら、
次の言葉はいかがでしょうか。
「真面目に仕事を頑張っているよね。
もうすぐいいことがあるはず!」
自分で自分に明るい言葉をかけて
機嫌をとりましょう。
少しくらい大げさな表現でもいいのです。
自分で自分に言うお世辞ですから、
大げさなお世辞でも大丈夫です。
「うふふ」と笑みを浮かべるのもよし。
変な人と思われる心配はありません。
頭の中で思っていることなので、
誰かに迷惑をかける心配はありません。
<自分で自分の機嫌をとるには、
自分の理解を深めることにも役立つ>
一言で足りないなら、二言でも三言でも、
あれこれ自分の機嫌をとってください。
自分で自分の機嫌をとるには、
さまざまな視点から自分を客観視する
必要があるため、
自分の理解を深めることにも役立ちます。
「自分にはこんな取り柄があったのだね」と
わかれば、自信につながります。
また、
自分で自分の機嫌をとっているうちに
観察力と表現力が磨かれ、
人を褒めるのも上手になります。
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