幸せのタネをまく方法<05>
心を安定させるために大切なのは
「何を見るか」ではありません。
「何を見ないか」です。
心を安定させるためには、
何を見ないかが大切です。
避けるべきは「嫌なもの」や
「汚いもの」です。
嫌なものや汚いものを見ると、
不快な気持ちになります。
ニュースで悲惨なシーンを
見たり街なかで汚いものを見たりすると、
不快な気持ちになります。
いらいらしたりショックを受けたりして
心がストレスを感じます。
ショックが大きければ、
しばらく頭から離れず、
ネガティブな感情を引きずることに
なるでしょう。
内容によっては吐き気を催すことも
少なくありません。
ここで大切なことがあります。
嫌なものや汚いものは見なければ
いいのです。
テレビで嫌なものや汚いものが映ったら、
さっとチャンネルを変えましょう。
「意図的に避ける」ということです。
すると、どうでしょう。
嫌なものや汚いものは見ないようにするだけで、
心はずいぶん安定します。
気分を害する機会が減るということは、
心が安定するということです。
ネガティブなニュースを見て気分が悪くなるなら、
見なければいいのです。
ポジティブなニュースだけを見れば、
落ち込んだりテンションが下がったりすることが
減ります。
嫌なものや汚いものは見ないように心がけるだけで、
落ち込んだりいらいらしたりすることが
ずいぶん減ります。
逃げているような印象があるかもしれませんが、
誤解です。
弱い自分を認めるような気がするかもしれませんが、
気にする必要はありません。
普通に異物を避けるだけのこと。
見ないように心がけることも自己管理です。
私たちは「見る権利」があるように
「見ない権利」もあります。
「この先に嫌なものや汚いものがありそうだ」と
感じたら、近づかないようにしましょう。
生活上のパターンを繰り返していると、
ある程度予想ができるようになるはずです。
「このあたりは危険だな」と思えば、
方向転換をおすすめします。
自分の行動が少し制限されることになりますが、
気分の安定のためには価値のある行為です。
<うっかり見てしまったときは、
さっと目をそらす>
注意していても、
うっかり見てしまうことがあるでしょう。
そんなときは、さっと目をそらし、
気分転換をしましょう。
明るいもの・きれいなもの・美しいものを見て、
心の状態を整えます。
別のことに集中して、
できるだけ早く頭の中から忘れるのが一番です。
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