自分の限界を超える方法<12>
「休憩はしたほうがいいもの」
そう思っているなら、
考えを改めたほうがいいでしょう。
仕事や勉強を頑張っていると、
長時間頑張りすぎてしまうことがあります。
時間を忘れて集中しているときは、
一種の陶酔状態です。
「面白い」「楽しい」と思いながら
取り組めば、
時間も瞬く間に過ぎていきます。
仕事も勉強も、好きなことなら、
楽しく取り組めます。
そんなときは、
休憩も後回しになりがちです。
「まだ休憩を入れなくても大丈夫」
「まだまだ体力は残っている」
「別に休憩をしなくてもいいよね」
安易な考えが浮かび、
休憩を省略してしまいます。
ここが落とし穴です。
<人間は「生もの」>
休憩をしないで頑張れるのは、
機械やロボットだけです。
私たち人間は「生もの」です。
肉体には、必ず限界があります。
気力・体力・精神力にも、
限界があります。
肉体であるかぎり、
限界を避けては通れません。
「疲れていない」と感じるのは、
集中しているせいかもしれません。
本当に集中していると、
目の前のことでいっぱいになり、
疲れを感じる力が弱くなります。
自分では平気に感じても、
体の中では知らず知らずのうちに、
疲れやストレスをためている
可能性があります。
休憩をしないで頑張っていると、
いつかエネルギーを使い果たし、
燃え尽きてしまうのです。
時にはけがや病気を引き起こす
原因にもなりかねないのです。
<休憩は、
したほうがいいものではなく、
しなければいけないもの>
休憩は、
したほうがいいものではありません。
休憩は、
しなければいけないものです。
仕事でも勉強でも、一定時間続ければ、
必ず休憩を入れるようにしましょう。
試験前・試合前といった勝負所なら、
一時的に無理をして頑張るのもありですが、
普段から休憩を軽視するのは
よくありません。
休憩を軽視していると、
いつか大きなしっぺ返しを食らい、
後悔を招くことになるでしょう。
仕事であれば勉強であれ、
ある程度続けたら、
きちんと休憩しましょう。
<休憩とは「エネルギーの充電時間」>
「休憩」という響きのせいでしょうか。
「サボっている」といったニュアンスで
捉える人がいますが、誤解です。
休憩とは「エネルギーの充電時間」です。
休憩を軽視していると、いい仕事も、
いい勉強もできません。
きちんと休憩を取るから、
エネルギーがたっぷり充電されます。
仕事の質・勉強の質を上げたいなら、
適度に休憩を入れましょう。
エネルギッシュに打ち込むことができ、
いい仕事・いい勉強ができるのです。
<紙に書いて壁に貼ってもいい>
普段から頑張りすぎてしまうなら、
おすすめの方法があります。
「休憩は、したほうがいいものではなく、
しなければいけないもの」という
標語を紙に履いて、
壁に貼っておきましょう。
休憩も、仕事の一環です。
ことあるたびに見ることになるため、
普段から意識しやすくなります。
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