集中力を高める方法＜１３＞

それでもダメなら、

もう開き直ってしまう。 

12番目のコツで

「否定的なことを考えない。自分を信じる」と

書きました。

「けれど、

それでもやっぱり悪く考えてしまう」という人は、

思いきって失敗することを前向きに

考えてしまいましょう。

いわゆる「開き直り」ということです。

私はいつも仕事で

「これはどう考えても、叱られるな」という

ときがあります。

仕事で失敗したり、

できなかったりするときです。

そんなときに

「どうしよう、どうしよう……」なんて

考えていても、疲れるだけです。

こういうときには、

開き直ることにしています。

「よし！　叱られに行こう！」と、

考えることにしています。

そうすると、今まで否定していた考えを、

肯定してしまうことになります。

たしかに失敗することは残念なことですが、

こういうふうに考えるようになってから、

精神状態は安定するようになりました。

否定さえも、

前向きに考えてしまうのです。

私は上司に

「もう面倒だから、叱られに行ってきます」と

言ってしまいます。

私が叱られに行くあとを上司が追いかけて

「おいおい、ちょっと待った」と

引き止めようとするくらいです。

しかし、

逃げ場のないことを考えても仕方ないのです。

「仕方ない」とは、

漢字で「仕方ない」と書きます。

「どんな仕方もない。手段がない。

逃げ道はない。どうすることもできない」という

意味です。

どうすることもできないのに、

どうにかしようとしても、無理は無理です。

無理なことを無理してやろうとせず、

もう無理であることを受け入れてしまうのです。

それが結果として

「叱られに行く」という行動に出ます。

私は仕事の中では、よく叱られています。

叱られに仕事に行くようなものです。

しかし、

そうしてマイナスをプラスに変えていくと、

精神的に楽になるのです。

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＃マイナス