幸せのタネをまく方法<22>
「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」
挨拶は気持ちがいいですね。
挨拶は人間関係の潤滑油です。
「あなたを受け入れます」
「よろしくお願いします」
「仲良くしましょう」など、
歓迎や親しみの意味があります。
挨拶をすることで警戒が解け、
仲良くなるスピードが速くなります。
きっとあなたも普段から、
挨拶を心がけているでしょう。
ところがときどき、
挨拶をしたにもかかわらず
返してくれない人がいます。
挨拶をしても無視。
一言も返ってこない。
目を合わせることさえ
してくれない人もいます。
そんなとき、どうするかです。
「無視された」
「どうして挨拶を返してくれないの?」
「挨拶を返してくれないなんてひどい!」
いらいらしそうになる場面ですが、
ここがポイントです。
むっとするのはよくありません。
無視は、
悪口を言われたのと同じくらい、
腹が立つものです。
あなたがむっとすると、
次から完全に無視し合う関係になります。
相手は挨拶に気づかなかった
だけかもしれません。
仕事で疲れていて、
挨拶を返す元気がなかったのかも
しれません。
もちろん中には、
わざと無視する人もいるでしょう。
たとえそうだとしても、
むっとしないことです。
まず「きちんと挨拶できた自分」を
認めてください。
きちんと礼儀正しく
振る舞っただけのことです。
何も悪いことはしておらず、
むしろいいことをしています。
礼儀正しいことであり、
きちんと挨拶をした自分に誇りを
持つことが大切です。
なぜ挨拶を返してくれないとき、
むっとするのか。
「無視されたから」というシンプルな
理由だけではありません。
自分の中で
「挨拶は返してくれるもの」という
思い込みがあるからです。
つまり「見返り」を求めているのです。
それは、好意の押しつけです。
「見返りがあって当然」と思っています。
相手が無視するのも問題ですが、
見返りを期待しながら挨拶をしている
自分も反省することです。
見返りを求めるのはよくありません。
それは「ギブ&テイク」の関係です。
心がけるべきは「ギブ&ギブ」です。
見返りを期待して挨拶を
するのではありません。
純粋に好意の表現として挨拶をしましょう。
そうすれば、
相手から挨拶が返ってこなくても、
むっとしなくなります。
<挨拶を返してくれなくても、
挨拶を続けていく>
挨拶を返してくれない人は、
次から挨拶をしたくなくなりますが、
ここが正念場です。
挨拶を返してくれなくても、
挨拶を続けていきましょう。
いずれ相手は心を開いて挨拶を
返してくれるようになります。
何度挨拶をしても、
一向に挨拶を返してくれなくても、
心がけは同じです。
あなたはただ、
礼儀正しい行いを続けることです。
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