人から愛される言葉の習慣<23>
・「今度、飲み会があるんだけど一緒に行かない」
すると、友達は残念そうな表情でこう言いました。
・「ごめん。ちょうど勉強で忙しい時期だからダメなんだ」
たしかに友達はとても忙しそうでした。
学校の試験日が迫っていて
余裕がないとのことでした。
無理に誘うわけにもいきません。
少しがっかりしていたとき、
友達が嬉しい言葉をかけてくれました。
にこりと笑って「誘ってくれてありがとう。
また誘ってね」という一言です。
その瞬間「誘ってよかったな。
また機会があれば誘おう」と思いました。
これが人間関係をつなげる言葉です。
断られても
「ありがとう」と言われると
嬉しくなります。
もちろん断られたことは残念でしたが、
やはりどうしても都合のつかないときは
当然あります。
そうしたときに
「誘ってくれてありがとう」という
言葉を使うと、
お互いの気持ちがすっきりします。
気持ちよく断ることができ、
断られてもショックが和らぎます。
「また誘おう」と思うのです。
人から愛される言葉の習慣<22>
- 注文したケーキが、思ったより小さくてがっかりした
- 楽しみにしていた映画が、期待外れだった
- 楽しみにしていた遠足が、つまらなかった
どれでもささいなことです。
しかし、
ささいなことでも悔しさが忘れられず、
いつまでも恨み続けてしまいます。
そういうとき
「期待外れだった」と口にしないことです。
「期待外れ」と言った瞬間に、
期待が外れたことを認めてしまうことになります。
体全身の力が抜けてしまいます。
そこには、何も得るものがない。
たとえ、期待外れだったと思っても口にせず、
期待外れにならないような何かを見つけましょう。
思ったより小さなケーキでも、
味は上等かもしれません。
楽しみにしていた映画がつまらなくても、
別の楽しみ方があるかもしれません。
遠足がつまらなくても、
素晴らしい思い出ができているはずです。
単純に期待していたこととは別の事情が
起こっているだけです。
「期待が外れた」というのは
「想定外が発生した」ということです。
期待が外れても
「想定外」を楽しめばいい。
それに気づくことです。
想定外の出来事から何かを感じ取れば、
期待外れでも収穫になります。
「期待外れを楽しもう」と
考えるようにしましょう。
期待外れが楽しくなります。
あなたしだいです。
期待外れということは、
あなたに新しいものを見つける力が
なかったということになります。
何かを見つけられるか否かです。
期待外れだったとしても口にせず、
期待外れにならないように別の視点から
見たり感じ取ったりしましょう。
実りがあるはずです。
人から愛される言葉の習慣<21>
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人から愛される言葉の習慣<20>
わずかに可能性がある言い方です。
「今は難しいが、将来はもしかしたら」という
意味です。
何とか希望の光を見つけようとする
意気込みがあります。
たしかに現時点で実現が難しいのは分かります。
しかし、明日はどうでしょうか?
あさってはどうでしょうか?
1年後、10年後、100年後はどうでしょうか?
これからの努力によって、
可能性が広がることがあります。
可能性は広げることが大切です。
不可能を可能にする研究や努力をする余地を
残すために、初めから
「無理」という言葉は使わないほうがいい。
ゆえに、
人生全体において可能性をゼロにする言葉は、
一切不要です。
言いたくても言わないほうがいい。
人生において「無理」という言葉は、
もはや禁句です。
私たちの進化は
「無理」を「可能」にしていく連続です。
ノーベル賞を受賞する偉人たちは、
最初から「無理」と考えていません。
「もしかしたらできるかも」と
思い続けて実行してきたからこそ、
実現できました。
無理という言葉を使わなかったから、
希望の光を見いだすことができたのです。
人から愛される言葉の習慣<19>
人から愛される言葉の習慣<18>
ほかの人が
「A」というニュースを知っているとは
限りません。
常に自分と相手とのギャップを埋めるのが、
スムーズなコミュニケーション術です。
ニュースに限らず何でもそうです。
IT業界の人は、いつもITに接しているので、
ハードウエアやサーバーのような専門知識が、
基礎知識だと勘違いしてしまいます。
ほかの誰もが知っていると
思い込んでしまいます。
医療関係に勤めている人は、
医学や病院の状況など当たり前に目にしているので、
誰もが知っていると思い込んでしまいがちです。
スポーツ関係の仕事をしている人は、
どこの国はどんなスポーツが強いのかも
一般常識だと決め付けてしまいがちです。
自分が知っていることは、
誰もが知っているだろうと勘違いをしてしまいます。
専門的な知識を、
さも当たり前のように口にしてしまいます。
相手が話についてこられなくて、
場が白けるときがあります。
専門的な用語で専門的な内容では、
相手も話についてこられるはずがありません。
これは口で言うのは簡単ですが、
難しいです。
私の場合は、校正を担当している方に
「意味の分かる内容ですか。
分からなければ言ってください」と
お願いをしています。
自分以外の他者に
読んでもらうというのは大切です。
専門的な話になっていないか。
著者にしか分からない話になっていないか。
分かりにくい話し方になっていないか。
他人に見てもらうようにしています。
自分が話を始めるときに
「自分が今しようとしている会話は、
相手に分かる内容かな」と
考えるだけでも違います。
ワンクッションを置いて、
考えてから話し始めるだけでも、
だいぶ分かりやすい内容になるでしょう。
人から愛される言葉の習慣<17>
・「どうせ暇だろ。助けてくれ」
私はむっとしてしまいました。
友達は忙しくて、
少しでも協力がほしいという状況のようです。
1人の力では解決できないことなので、
ほかの人の手を借りたいようです。
それは、見てすぐ理解できました。
たしかに私は時間に余裕がありました。
しかし、なかなか気が進まない。
偉そうで乱暴な言い方が、
頭に引っかかっているからです。
「助けよう」という気持ちが急に
冷めてしまいます。
偉そうな言い方をされると、
不機嫌になる人もいるでしょう。
普段は丁寧な言葉遣いをする友達ですが、
そのときは珍しく乱暴な言い方でした。
おそらく余裕がない状況のため、
乱暴な言葉遣いになってしまったのでしょう。
困っているのは分かりますが、
とげのある言い方をされると
「助けよう」という気持ちもなくなります。
助けを求めた結果、
偉そうな言い方だったためにいざこざになり、
逆にトラブルを増やしてしまうかもしれません。
問題は、言い方です。
こういうときは「今、大丈夫ですか」
「時間は空いていますか」と丁寧に
相手の状況を尋ねる言葉から始めることです。
「時間なら空いていますよ」と返事が来れば
「困っているので助けてもらえませんか」という
流れになります。
摩擦がないので、
スムーズに応じることができます。
丁寧な言い方だからこそ
「助けよう」という気持ちも出てくるでしょう。
余裕がないときほど、
乱暴な言葉遣いに注意です。