so-syarugenkijin’s diary

健康オタク歴50年が健康方法について投稿します

言葉遣いがうまくなるマナー<27>

故事・ことわざ・四字熟語を、
会話に含めすぎない。 
故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー
 
故事・ことわざ・四字熟語を、
どのくらい知っていますか?

 

会話の中で、故事・ことわざ・

四字熟語を頻繁に使う人は、要注意です。

 

「『石橋を叩いて渡る』という言葉があるでしょう」

「お互いに『以心伝心』で、わかり合えるよね」

 

口にした自分としては

「よし。うまいことが言えたぞ。

知的な面もアピールできた」と思います。

 

「昔から言われている言葉だから、

間違いないことだよ」と伝えようとする

気持ちはわかります。

 

気持ちはわかりますが、言われる側は、

あまりいい印象を受けません。

 

理由は、3つあります。

(理由1)

相手が知らない言葉かもしれないため

 

故事・ことわざ・四字熟語の意味を、

必ずしも相手が知っているとは限りません。

 

相手が知らない表現が出てくると、

会話をよく理解できず、返事に困ります。

 

(理由2)

印象が悪くなりやすいため
 

権威のある言葉を使うことで、

自分の知的さをアピールしようとする

様子に見られることがあります。

 

「こんな難しい言葉を知っているんだぞ」と、

遠回しに言われているような気がすると、

嫌な感じがします。

 

言葉の意味を知らない相手は、

高圧的な態度のため

「意味がわからない」と言いにくくなります。

 

(理由3)

説得力が低くなりやすいため

 

権威のある言葉のほうが、

説得力が増すような気がしますが、

実際は逆です。

 

故事・ことわざ・四字熟語は、

自分の言葉ではありません。

 

他人の言葉を借りて説得することになるため、

かえって説得力は小さくなるのです。

 

以上、3つの理由から、

故事・ことわざ・四字熟語の多用は、

おすすめしません。

 

もちろん適度に使う分にはいいのですが、

できるだけ多用は控えます。

 

故事・ことわざ・四字熟語を会話に含めるなら、

わかりやすく自分の言葉で言い換えましょう。

 

きちんと自分の言葉で伝えようとするほうが、

本人がそう思って口にしていることがわかります。

 

結果として、好感が得られ、

説得力も増すのです。

 

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