幸せのタネをまく方法<24>
「これが最後」という言い方には
注意しましょう。
たとえそれが事実であっても、
できるだけ控えたい言い方です。
余裕のない言い方だからです。
「これが最後」という言い方には、
希望や未来が感じられません。
余裕のない人は
「これが最後」という言い方をします。
送別会のとき
「もう会うことはないでしょうね」と
言って別れます。
チャンスを逃したとき
「もう次はない」と嘆きます。
仕事で失敗したとき
「取り返しがつかない」と絶望します。
チャンスや可能性を感じさせない
言い方です。
「現実を言っているだけ」
「本当のことを言っているだけ」と
思うかもしれませんが、よくないのです。
たしかに真実なのかもしれませんが、
それでもやはりやめておくのが賢明です。
「これが最後」という言い方は、余
裕のなさを感じさせます。
次につながる道筋が見えません。
「これが最後」という言い方をした瞬間、
脱力します。
希望や可能性の光が見えず、
未来が真っ暗に感じます。
虚無感に襲われ
「もういいや」となります。
余裕がないから、
余裕のない言い方をするのではありません。
余裕のない言い方をするから、
ますます余裕がなくなっていくのです。
<余裕のある人は
「次がある」という言い方をする>
余裕のある人は
「これが最後」とは言いません。
「次がある」という言い方をします。
大切なのは、チャンスや可能性を
感じさせる言い方です。
どんなときでも「次もある」という
言い方を心がけることです。
お別れで見送るとき
「またいつか会いましょう」と
言って別れたほうが爽やかです。
チャンスを逃したとき
「次のチャンスにかけよう」と
考えたほうが、力が湧いてきます。
仕事で失敗しても
「次こそは必ず成功させる」と
意気込んだほうが、
本当に実現しやすくなるでしょう。
それぞれ表現は異なりますが、
言わんとしていることは同じです。
「次がある」です。
「次がある」という言い方をすると、
気持ちが前向きになります。
次があると言えば、
体の内側からパワーが湧いてくるため、
元気になれます。
私たちは、
未来に希望があると思えるから、
前向きに頑張れます。
結果として、
本当に「次」がやってくるのです。
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