so-syarugenkijin’s diary

健康オタク歴50年が健康方法について投稿します

元気が出る褒め言葉<19>

こういうものをばれたなんて、
さすがお

 

間は、生きた年齢に比例して、

物事を見極める力をつけていきます。

 

「1を知れば、10を知る」という

ことわざもあるように、経験を積んだ人には、

ずっと先のことまで見えてしまう力が

あるのです。

 

俗に言う、千里眼です。

 

超能力者とまではいきませんが、

経験を積んだ人なら誰でもある程度、

自然と分かるようになります。

 

買い物での失敗なんて、よい例です。

 

「安いから勢いで買ってしまったら、

安いだけあってすぐ壊れてしまった」なんて

経験があるのは、私だけではないはずです。

 

小さな経験でも、積み重なれば、

正確に予想する力が備わってきます。

 

私はよく母と買い物に行きますが、

母の買い物をするときの

千里眼にはいつも驚かされます。

 

  • 「それは柔らかすぎるからおいしくない。
  • こっちのほうが長持ちする。
  • これはまだ熟していない。
  • あと6日くらいで食べられる」

 

そう言います。

 

しかし、騒いでいることも、

あながち間違ってはいないのです。

 

母が説明するうんちくは、

かなり鋭い視点からの分析ができていて、

私はいつも「なるほどな」と

納得させられます。

 

母は最初から物事を見抜く

力があったわけではなく、

失敗経験から見えなかったことが

見えてくるようになっただけです。

 

つまり、買い物での経験が多いのです。

 

ある日、

また一緒に買い物へ出かけたときのことです。

 

母はある商品を選んだとき、

店員にこう言われていました。

 

  • 「こういうものを選ばれたなんて、お目が高い」

 

きっと店員のお世辞ではあったと思うのですが、

母は照れていました。

 

やはり褒められると、母も嬉しいようです。

 

母の千里眼は、店員さんにも分かったのです。