脳を刺激する歩き方<01>
じっと立っているだけでも、
カロリーを消費する。
本屋でじっと立ち読みをしていると、
足がだんだん疲れてきます。
興味深い本があると、時を忘れて、
立ち読みしてしまいますね。
立ち読みをし続けて足が棒になった
経験がある人も多いことでしょう。
- 「疲れた。足が棒になってきたぞ」
しかし、よくよく考えると不思議なことです。
足を動かしているのなら、疲れるのは理解できます。
ウォーキングやジョギングをしているのなら、
足を激しく動かすので、足が疲れて棒になっても
不思議ではありません。
しかし、じっと立ち読みをしているとき、
別に足を動かしているわけでもありません。
ただじっと立っているだけです。
なぜ立っているだけでも疲れてしまうのでしょうか?
実は立っているだけでも、足の筋肉は使われています。
足の筋肉だけではありません。
じっと立つ姿勢を維持しようと、つま先・
アキレスけん・太もも周辺など、
下半身の大半に大きな力が入っています。
ちなみに頭は、5キロほどの重さがあります。
ボウリングの球くらいの重さを、
首の骨で支えているというイメージです。
そのうえ、バッグなどを手に持っているのなら、
腕や肩にも重さが乗りかかります。
長時間じっと立ち続けているだけでも、
体全身の筋肉を使っていて、疲れてしまいます。
歩いているほうが、多くのカロリーを消費できますが、
本屋でじっと立ち読みしているだけでも、
カロリーを消費しています。
ちなみに体重60キロの人が1時間ほど立ち続ければ、
120キロカロリーも消費されます。
無視できない量なのです。