人生をもっと楽しむ方法<06>
余裕がないほど忙しいと、
幸せが逃げていく。
忙しすぎるのは、よくありません。
あまりに忙しすぎると、幸せがあっても、
感じることができないからです。
たとえば、目の前に、
世界で最もおいしい料理があるとします。
幸せなはずですが、忙しいと、
急いで食べなければいけません。
いくら世界一おいしい料理でも、
味わう余裕がなければ、
おいしさが感じられなくなります。
恵まれた家庭で、暮らしているとします。
愛するパートナーや子供たちに、
囲まれています。
幸せいっぱいのはずですが、忙しいと、
家族と接する時間がなくなります。
いくら恵まれた家庭でも、
接する時間がなければ、
幸せが感じられなくなります。
好きな仕事をしている人が、
いるとします。
幸せのはずですが、忙しいと、
とにかく効率を重視して進めなければ
いけません。
いくら好きな仕事でも、
楽しさを味わう余裕がなければ、
喜びが感じられなくなります。
忙しい人は、こう言います。
「もっと忙しく頑張れば、
幸せになるはずだ」と。
それがいけないのです。
実は、もうすでに幸せです。
忙しすぎるため、
幸せに気づけないだけです。
忙しいのは大いに結構ですが、
余裕がないのはいけません。
忙しすぎて余裕がなくなったとき、
人は心を失います。
幸せになるために必要なのは、
余裕です。
余裕があるからこそ、
目の前にある幸せに気づき、
感じることができるのです。
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