人生の幸福感を高める方法<16>
日常が豊かになるチャンスは、
どこにあるのか?
それは、日常の決まり文句にあります。
私たちは1日のうち何度か、
決まり文句を言っています。
決まり文句の種類は、
挨拶・相槌・社交辞令など、さまざまです。
「おはようございます」
「お疲れ様です」
「よろしくお願いします」
「失礼しました」
「なるほど」
「そうですね」
「感謝します」
「ありがとうございます」
どの一言も、
1日のうち何度か口にしているでしょう。
決まり文句は、
コミュニケーションをスムーズにする
働きがあります。
もちろん平凡に使うのもいいですが、
面白みがありません。
シンプルですが、会話の広がりに乏しい。
決まり文句だけになると、
会話が決まり文句だけで終わります。
もちろん普通に
決まり文句を言うのも悪くないですが、
ここに工夫の余地があります。
日常を豊かにしたいなら、
決まり文句に一言を付け加えましょう。
付け加える一言は何でもいいですが、
ネガティブよりポジティブな
言葉のほうがいいでしょう。
できるだけ明るくて響きのいい言葉のほうが、
相手の心を動かせます。
「おはようございます。今日はいい天気ですね」
「お疲れ様です。体調はいかがですか」
「よろしくお願いします。期待しています」
「失礼しました。今後は注意します」
「なるほど。わかりやすいです」
「そうですね。私も同感です」
「感謝します。本当に助かりました」
「ありがとうございます。
○○さんがいてくれてよかったです」
一言付け加えるだけで、
決まり文句の印象がずいぶんよくなります。
平凡な挨拶が、印象的な挨拶に変わります。
簡素な相槌が、丁寧な相槌に変わります。
うわべの社交辞令が、
心のこもった社交辞令に変わります。
一言を付け加えることで、
会話も広がりやすくなるでしょう。
たった一言であっても、
相手はどきっとするでしょう。
好意や興味関心をアピールできるので、
相手の心を動かせます。
会話量が増えることで、
コミュニケーションが豊かになり、
親しくなるきっかけにもなります。
「どんな一言を付け加えようかな」と
考えることも楽しんでください。
あなたの一言によって
相手がにこっとする様子を思い浮かべると、
楽しむ気持ちも倍増します。
付け加える一言の
バリエーションが豊かになると、
ますます人と接するのが楽しくなります。
長い言葉は必要ありません。
たった一言付け加えるだけでいい。
決まり文句に一言付け加えるだけで、
日常が豊かになるのです。
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