散歩の楽しみ方<03>
都会の中の散歩だからこそ、
若返りの効果も高い。
都会は空気が汚く、自然が少ないと言われます。
しっかり歩く散歩は、有酸素運動です。
散歩をして歩くのなら、やはり空気のきれいな自然に
囲まれていたほうが、健康にもいいと思われます。
たしかに田舎のほうが空気がきれいで色鮮やかな
自然に巡り合うことができるでしょう。
だからとはいえ、都会がいけないわけではありません。
都会で生まれ、
都会で育っている人は悲観的になる必要はありません。
むしろ、脳の健康を考えると、
都会だからこそ有効に働く面があります。
田舎より都会のほうが、
人や物がたくさん結集していることを有利にします。
つまり、歩いたときに得られる刺激が、
田舎より多いと言えます。
多くの人とすれ違うとき、人の動き、
ファッションなどに注目する機会が増えます。
多くの建物があれば、さまざまな形やデザインなどに
魅了されることもあるでしょう。
ある程度、人や車の通りがあると
「ぶつからないように気をつけよう」とする
意識が強く働きます。
だからこそ、いつまでも緊張感が続き、
ぼけにくいとも考えられます。
空気が汚いなら、マスクをする方法もあります。
そうした刺激が多いことで、脳の健康を維持したり、
若返らせたりする効果があるのです。