存在感のある人になる方法<04>
また聞きでは、
説得力が出てこない。
説得力は、
自分の体験から生まれてくる。
存在感を出すためには、
また聞きの話をするのではなく、
自分の体験を話すことが大切です。
また聞きの話では、
途中で話が行き詰まります。
Aさん
「A君は、この前アメリカに
旅行に行ってきたんだって」。
Bさん
「へ~、いいな。それで、
どうだったって?」。
Aさん
「海がきれいだったらしいよ」。
このように、
話の最後が推定で終わります。
「~らしい」という表現で話が終わると、
面白みが欠けます。
もう一歩、真実味が欠けるのです。
「~らしい」は、
100パーセント正しい意味ではなく、
曖昧な表現なのです。
存在感のある人は、
また聞きの話はできるだけ避けます。
その代わり、
自分が体験したエピソードを話します。
自分の体験は「~らしい」で
終わることはありません。
必ず最後が
「~だった。~でした」となります。
話をしっかり言い切ることができるのです。
言い切った話こそ、
人を引き付ける力があります。
テレビのニュースキャスターが、
ニュース番組で「今日の午後、
交差点で事故があったらしいです」では、
説得力がありません。
「~らしい」という話では、
本当か嘘か分からないのです。
ニュースでは「事故がありました」と
しっかり言い切るからこそ、
視聴者は話をきちんと聞くことができるのです。
あなたの話し方を振り返ってみましょう。
「~らしい」を使いすぎてはいませんか。
「~らしい」を使ってはいけないと
言うわけではありません。
「使いすぎてはいけない」のです。
使いすぎればすぎるほど、
あなたの話を誰も信用してくれなくなります。
できるだけ「~らしい」という表現は、
避けて話しましょう。
実際に自分が体験したことなら
「~らしい」がつくことはありません。
学校での人気者も「~らしい」という
話し方ではありません。
「俺は~だった」と、
言い切っているから話が面白いのです。
だから人気が出るのです。
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