いらいらしない人になる方法<15>
「自分
自分」と考えない。
「あなた、
あなた」と考えよう。
鬱になる人は、
とかく自分のことばかり考えているから、
鬱になります。
「自分はどう思われているのかな、
見られているのかな」
「自分は愛されているだろうか?」
「自分はほかの人と比べて、どうだろう」
注意が、自分ばかりに向いています。
気が内側へと向いているので、
自分を傷つけやすく、
自分で自分を痛めてしまいます。
大切にしすぎるあまり、
ちょっと傷がついただけで、
ひどく落ち込んだり怒ったりするのです。
ささいなトラブルがあると、
すぐ動転して、気持ちが不安定になります。
人とすれ違いざまに、
ちょっと肩がぶつかっただけで、
むかっとします。
「痛いな、コラ!」と怒鳴ってしまうのは、
自分のことを大切にしているからです。
注意が自分に向いているので、
相手のことより、
まず自分のことを先に考えます。
いらいらしない人になるためには
「あなた、あなた」と考える人に
なればいいのです。
相手のことを思う気持ちがあれば、
自然といらいらすることがなくなります。
人と肩がぶつかっても「痛いな」と思う前に
「大丈夫ですか、けがはないですか」と
相手を心配する言葉が出てきます。
注意や関心が相手へと向いているため、
自分のことより相手のことを先に考えます。
「自分、自分」と考えすぎていませんか?
いらいらしない人になるためには
「あなた、あなた」と考えればいいのです。
相手を思う気持ちがあれば、
気持ちが丸くなるのです。
#いらいら