人生を明るく生きる方法<18>
自分の考えを軸として考えると、
周りの状況に応じた対応ができるようになる。
自分の考えがあるというのは、
素晴らしいことです。
自分の意見を持ち、道理に合っていると、
気持ちの良さを感じます。
周りに流されることなく、
自分の意見を持つのは、
その人らしい人格を感じさせます。
しかし、
自分の意見に固執しすぎてしまうと、
話は別です。
自分の考えを曲げずに固執しすぎてしまうと、
社会で仕事をするとき、
苦労することがあります。
社会ではさまざまな考えの人が大勢いて、
一緒に仕事を進めることがよくあります。
自分の意見を絶対に曲げない状態でいると、
相手との対立を生み出し、
スムーズな人間関係を妨げます。
仕事のやり方で揉めたり、
意見が合わず言い合いに
なったりするでしょう。
たしかに自分の意見を持つことは大切ですが、
固執しすぎるのも問題なのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
自分の考えは
「軸」だと考えるようにしてみましょう。
例えて言えば、コンニャクの中心に、
1本の細い串が通っているイメージです。
刺さっている串は、軸です。
自分の考え方であったり
哲学であったりします。
軸があるから、なよなよしたコンニャクが、
しっかり固定されます。
軸を中心にして、
左右上下に形を変えたり動かしたりでき、
周りの状況に応じた
対応もできるようになります。
それは流されているのではありません。
せっかく自分の意見を持ちつつ、
周りの状況に合わせられるようになっている
状態です。
そうすると、自分の考えと持ちつつ、
他人の考えに合わせたり
妥協したりできるようになります。
しっかり自分の中に軸があるかぎり、
自分を見失うこともないのです。
社会で生きていくために
大切な処世術なのです。