人から愛される言葉の習慣<23>
誘いに断っても
「誘ってくれてありがとう」というお礼を忘れない。
学生時代のある日のこと、
友達を誘ったことがありました。
・「今度、飲み会があるんだけど一緒に行かない」
すると、友達は残念そうな表情でこう言いました。
・「ごめん。ちょうど勉強で忙しい時期だからダメなんだ」
たしかに友達はとても忙しそうでした。
学校の試験日が迫っていて
余裕がないとのことでした。
無理に誘うわけにもいきません。
少しがっかりしていたとき、
友達が嬉しい言葉をかけてくれました。
にこりと笑って「誘ってくれてありがとう。
また誘ってね」という一言です。
その瞬間「誘ってよかったな。
また機会があれば誘おう」と思いました。
これが人間関係をつなげる言葉です。
断られても
「ありがとう」と言われると
嬉しくなります。
もちろん断られたことは残念でしたが、
やはりどうしても都合のつかないときは
当然あります。
そうしたときに
「誘ってくれてありがとう」という
言葉を使うと、
お互いの気持ちがすっきりします。
気持ちよく断ることができ、
断られてもショックが和らぎます。
「また誘おう」と思うのです。