人から愛される言葉の習慣<09>
「手伝いましょうか」ではなく
「手伝わせてください」。
困っている人を見つけたとき
「手伝いましょうか」と言うのは、
ありきたりな表現です。
もちろん嬉しいです。
感謝します。
しかし、コミュニケーションの達人は、
もう少しひねった表現を使います。
「手伝わせてください」という
言葉です。
「手伝いましょうか」と
「手伝わせてください」は、
似ている表現ですが、
天と地の差があります。
積極性がまったく違います。
「手伝いましょうか」は質問です。
「手伝わせてください」という言葉には
「あなたを助けたい」という
強い積極性が感じられます。
人の温かみが強く込められている一言です。
「手伝いましょうか」という
言葉ももちろん嬉しい。
しかし「手伝わせてください」と
言われるほうが、はるかに嬉しく感じます。
「気にされている。助けてくれようとしている。
愛されている」と分かりますね。
ダイレクトに人の温かみが感じられます。
そういうとき
「人間とは素晴らしいな」と思うのです。