人から愛される言葉の習慣<06>
最初から具体的な返事をする必要はない。
抽象的でもいいから、
すぐ返事をする。
話しかけられたらすぐ返事をする人は、
人から愛される人です。
反応がいいと話しかけやすくなり、
話しかけたくなります。
電話で「もしもし」と言った後、
すぐ「はい」と返ってくると、
後の言葉も言いやすくなります。
「もしもし」と言った後、
変な沈黙の時間があるとテンションが下がり、
雰囲気が悪くなります。
それは会話でも同じです。
あなたに誰かが話しかけてきたときには、
まず返事のスピードを上げてください。
ときどき話しかけられたことをよく考えて、
理解して、言葉を選んでから
返事をしようとする人がいます。
もちろん政治家のように発言に気をつける場合は
別ですが、普段の会話ではまず
「返事のスピード」が大切です。
もし返事が遅くなると、
電話のように変な雰囲気になります。
具体的な言葉を言う必要はありません。
「これ知っている」と言われたときに、
この具体的な言葉が出てこなくてもいい。
「これね」と抽象的な言葉で十分。
その言葉を聞いた相手は
「知っているんだな」と分かり、
続きの会話を交わしやすくなります。
最初から具体的な単語が出ていなくても、
とりあえず返事をしてくれれば安心できます。
とりあえず、質問の返事があれば
「きちんと話を聞いてくれているな」と
安心します。
そこでキャッチボールが成立します。
もちろん最初から具体的で気の利いた
返事ができれば理想的ですが、
できる必要はありません。
大切なことは、抽象的でもよいので、
すぐ返事ができる反射神経です。
「これね」と言うだけで、
会話のキャッチボールが成立するのです。