大切な日常言葉<25>
「本当は」
会話では、本とは違い、
どこが大切な部分なのか分かりにくいときが
あります。
本では大切な部分が太字で書かれていたり、
大きく書かれていたりしているため、
見てすぐ分かります。
それに対し、会話では、
声の強弱程度でしか意味の強さを
表現できません。
日常会話で、声を大きく荒らげるのは、
品がありません。
そんなときの決まり文句があります。
「本当は」を使うのです。
日本には
「本音と建前」という文化があります。
日本人ですら、
どの言葉が本当の言葉なのかが分かりにくいと
感じることがあります。
しかし、相手が真剣な表情を浮かべて
「本当は」と言えば、後に続く言葉は、
本物です。
私も大切なことを話すときは
「本当は」と言って、
言葉の重みを意図的に重くさせて話をします。
もし、相手が「本当は」と言ったら、
本音が聞けるチャンスです。