元気が出る褒め言葉<09>
「よくなったね」
「よくなったね」というのは、
向上を認めるときの褒め言葉です。
向上とはいえ、
いろいろな向上があります。
運動の向上、成績の向上、
技術の向上など、多種多様です。
何でもかまいません。
よくなっていることに対しては、
そのまま「よくなったね」や
「よくなってるね」という
褒め言葉をかけてあげましょう。
誰かに自分の変化を感じてもらい、
認めてもらえると、嬉しくなります。
いつもしらじらしい上司でも、一言
「よくなったね」と褒め言葉をもらえると
「自分のことを見てくれていたんだな」と
感じます。
最近の私の文章は、
書くことがすでに当たり前の
習慣になっているため、
昔ほど力を入れて書く感覚が
なくなってきました。
毎日食事をするかのように
「習慣」になり、
自然な動きになってきたのです。
ピアノを弾いているような
軽やかな感覚に近いです。
軽やかな感覚で力を抜いて書いているために、
自分の文章はだんだん質が
落ちているのではないかと
不安になってしまいました。
そこでつい先日、
私の文章の校正を担当している
志保さんに相談したことがあります。
「何だか自分の文章、
最近下手になってきてないかな」と
思いきって相談してみました。
- 「そんなことないですよ。以前よりよくなってますよ」
志保さんにお褒めの言葉をかけていただき、
ほっとしたことがあります。
今思えば、
お世辞で言ってくれたのかもしれません。
しかし、
お世辞でもやっぱり嬉しく感じます。
自分の向上を、
お世辞でもいいから誰かに認めてもらえると、
それだけで嬉しく感じてしまうのです。