やる気を出す方法<11>
「負けたくない」という意識が、
やる気に変換される。
やる気を出すためには、
競争を意識する手もあります。
わざと他人を意識します。
自分一人でやっていると、
自分が今どの辺りの位置なのかを
確認しにくいため、迷子になります。
そこで、
自分の今の位置を確かめるために
競争相手を作るのです。
競争相手は、誰でもかまいません。
自分と目指している方向が同じ人なら、
いい競争相手になるでしょう。
私が、
本を書こうとやる気が出たきっかけは、
ある作家の影響があります。
浅見帆帆子さんという作家が、
自分と年が近いことに触発されました。
私も将来は本を出したいと思っていたので、
26歳という若さで本を出している
人がいることを知り、競争心が燃えたのです。
しかも彼女の本は、いいことを書いていて、
感動的な内容です。
素直にすごいなと思いましたし
「負けていられない」と奮起したのです。
参考までにご紹介させていただきます。
『分かった! 運がよくなるコツ』
(浅見帆帆子/廣済堂)
これは、私が1人で勝手に
「負けてはいられない」と
競争心を燃やしているだけです。
ですが、
この「負けないぞ」というパワーは、
思ったより大きくやる気が出るのです。
「勝ちたい」より「負けたくない」という
意識が、強いやる気に変換されます。
長期的な競争のストレスは、
本人の害になりますが、適度なストレスは
とてもいいカンフル剤になります。
やる気を出すには、
誰かと競争するだけでいいのです。