脳を刺激する歩き方<20>
直線コースだけでは面白くない。
くねくねした道を歩こう。
多少、トラブルや悩みがあったりするほうが、
生き方を改めるきっかけになります。
当たり前の重要性を、痛切に感じる機会になるでしょう。
トラブルや悩みは、気づきを促します。
ウォーキングで歩くときも、
直線コースほど歩きやすい道はありません。
まっすぐ前に進むだけでいい。
難しいことを考えることはありません。
しかし、考えなくなることで、
別の弊害が出ることもあります。
ぼうっとしてきます。
高速道路を車で走っていると、
眠くなるときがあります。
それは、コースが単調すぎるからです。
すごい速さで走っているにもかかわらず、
眠くなるのは不思議です。
直線コースは走りやすいですが、
景色が単調すぎて、刺激が乏しいです。
直線コースで同じ景色が淡々と続くのは、
思った以上に苦痛です。
また、考えているほど面白くもない。
むしろ直線コースが、
一番つまらないのかもしれません。
同じことを繰り返していると、
刺激が乏しくなり、脳がぼうっとしてくる。
脳の刺激のためには
「早いか遅いか」が重要ではありません。
「変化があるかどうか」です。
ウォーキングで歩きやすい道といえば、
やはり直線コースを思い浮かべます。
たしかに直線コースは歩きやすいですが、
そればかりでは刺激が乏しい。
そこであえて、くねくねした道を歩いてみます。
わざと曲がり角を曲がりながら歩く。
景色ががらりと頻繁に変わるため、脳は驚きます。
変化は、脳には嬉しい刺激です。
歩くスピードは少し遅くなるかもしれませんが、
さまざまな景色が次々と移り変わるので
脳にとっていい刺激になるのです。