脳を刺激する歩き方<17>
運動しなくても健康維持できている人は、
見えないところで運動をしているだけ。
40代や50代の人でも、
健康面にまったく問題ない人がいます。
さぞ、
運動を毎日欠かさずにしているのだろうと
思うでしょう。
そういう人に
「何か特別な運動でもされているんですか」と
尋ねると、やはりスポーツを
趣味としていることが多いようです。
- 「山登りという趣味」
- 「週末はテニスをしている」
- 「毎日欠かさずウォーキングをしている」
しかし、中には、
意外な答えが返ってくることがあります。
「いいえ、特に何もしていません」と
言う人がいます。
しかもそういう人は多い。
そういう人がまれにいます。
- 「そうか。
運動しなくても病気にならない体なのか。
羨ましいな」
そう思います。
しかし、違います。
そういう人は、
何も運動をしていないわけではありません。
普段の生活でよく歩いているだけです。
仕事に集中していれば、
自然と体を動かすことになります。
職種にもよりますが、調べ物をするために
本屋に出向いたり、人と会うために
営業に回ったりします。
椅子に座って集中する作業であれば、
気分転換で歩くことも多いはず。
家事や洗濯も本腰を入れていると、
1日で結構歩くはずです。
歩いて買い物に出かけたり、庭掃除で体を
動かしたりなど、普段の生活の中で
自然と体を動かしたり、歩いたりする機会がある。
そういう人は、
もはや歩いて運動することが当たり前すぎて、
特別なことという認識はありません。
だから「運動は何もしていません」と答える。
これは素晴らしいことです。
日常の家事を一生懸命にこなすだけで、
日常の中にうまく運動を取り込むことができます。
健康は維持できるのです。