脳を刺激する歩き方<16>
健康を維持できない人は
「運動は、
悪くなったときにするものだ」と思っている。
健康というのは、
放っておけば維持できるものではありません。
運動不足のうえ、暴飲暴食などを繰り返す生活では、
すぐ健康は崩れます。
若いうちは大丈夫と言います。
しかし、若いときは崩れるまでに
しばらく時間がかかるだけです。
年を取っても、運動不足に暴飲暴食が続いていると、
いずれ健康を崩してしまいます。
- 「今は問題ないから、運動をしなくても、もうしばらくは大丈夫だろう」
そう思っている人は、要注意です。
体の筋力が衰えてから間に合う場合もありますが、
そういう考え方は少し違います。
「運動は特別なもの」という認識がある証拠です。
健康を崩しかけたとき、
運動を始めれば良いと思っている。
体調が悪くなって、
改善のために始めるものだと思っている。
「問題ないときは運動をサボればいい。
体力や筋力が低下してから、やろう」という
考えがあります。
しかし、それでは、健康面が不安定になります。
体調が悪いときは運動をしない。
↓
体調が悪くなったから、運動をし始める。
↓
運動をしているうちに体調がよくなると、
また運動をやめる。
↓
すると、また体調が悪くなる。
運動は体調が悪くなってからすることだという
認識があると、体調のリズムは
不安定な波を繰り返すことになります。
明日のあなたの健康と決めるのは、
明日ではなく今日の運動です。
今日運動した結果が、明日分かります。
時間差があります。
健康を維持したければ、毎日の運動を
当たり前の習慣として定着させる必要があります。
毎日運動するからこそ、
日々の健康状態が安定するのです。