散歩の楽しみ方<25>
「階段」と思うから疲れが出る。
「散歩コース」と思うと、
疲れが快感になる。
ピクニックをするとき、
主に坂道ばかりを歩くことになるでしょう。
坂道をピクニックのコースと思うと、
疲れが感じられにくいです。
「ピクニックのコースだ」と思うことで、
大変さを受け入れる心の準備ができるためです。
ピクニックに限らず、登山でも同じです。
登山の道も、登っていて疲れを感じても、
何か受け入れられます。
「登山コースだ」と思うことで、
大変さを受け入れる心の準備ができるためです。
そもそも大変なのが前提としてあるので、
多少疲れていても当然のことで、気になりません。
むしろ、登ることの楽しさや
喜びが感じられやすくなります。
しかも、そういうときの疲れというのは、
何か「気持ちのいい疲れ」です。
疲れると「いい運動ができたなあ。
体によさそうだ」と思います。
そう思うから、そう感じます。
よくよく考えてみると、
これは普段の生活にも応用ができます。
日常生活の中で階段を上がるとき
「階段だ」と思うから疲れます。
そこで考え方を変えましょう。
「散歩コースだ」と思います。
「散歩コースだ」と思うことで、
大変さを受け入れる心の準備ができ、
不思議と階段を楽しく上がれるようになります。
疲れて嫌だと思えなくなり、疲れていい
運動ができたなあと前向きな気分になれるのです。