so-syarugenkijin’s diary

健康オタク歴50年が健康方法について投稿します

健康の為の散歩術<29>

なぜ山登りをめると、
まらなくなるのか
 

なぜ山登りを始めると、足が止まらなくなるのか。 | 健康のためになる30の散歩術

 

の実家の近くに「谷上山」という山があります。

 

それほど大きな山ではありません。

 

標高455メートルの小さな山ですが、

頂上には展望台もあり、

地元ではそれなりに有名なところです。

 

私は、学生時代から犬を飼っています。

 

犬の散歩がてら、家の周辺の歩ける場所は、

ほとんど歩き尽くしています。

 

そのうち同じ道では飽きてきた私は、

この谷上山にも登るようになりました。

 

いえ、最初はそういうつもりではありませんでした。

 

歩いたことのない道を探していると、

たまたまその道が谷上山への登山道でした。

 

「散歩のつもりが、いつの間にか登山になっていた」という、

嘘のような本当の話です。

 

散歩とはいえ、山の頂上に向けて坂道がずっと続きますから、

体力的にかなりきつい。

 

汗を流しながら急な坂を登り、

ようやく一息つける場所まで登ったと思えば、

まだ次の坂が現れます。

 

  • 「ああ。散歩とはいえ、少しやりすぎたかな」

 

山道の厳しさに弱音を吐きそうになりました。

 

しかし、です。

 

大変ではありますが、

なぜか途中で足が止まらなくなります。

 

「もう少し歩こう」と思ってしまい、

しばらく歩くと「もう少し歩こう」と思って、

また登ってしまう。

 

それはなぜか。

 

登れば登るほど標高が高くなるため、

より美しい景色が見られるからです。

 

いくら小さな山とはいえ、

標高455メートルから見られる景色は絶景です。

 

天気のいい日は、

向こう300キロくらい先は見えるでしょうか。

 

自分の住んでいる家が、米粒のように小さく見えます。

 

住んでいる町全体が、一望できます。

 

途方もなくいい眺めで、疲れが一瞬で吹き飛びます。

 

上に上がれば上がるほど、景色がよくなります。

 

だからこそ「もう少し歩こう」と思ってしまいます。

 

これは経験してみないと分かりません。

 

疲れているのに、足が止まらなくなるという、

不思議な経験です。

 

私はそのとき、山登りをする人の

気持ちが分かったような気がしました。

 

山登りは、すぐご褒美が得られます。

 

「美しい眺望」というご褒美です。

 

登るほど、リアルタイムでご褒美が得られ、

次第に大きくなります。

 

おかげで「もう少し歩こう」という

気にさせてくれます。

 

気づけば頂上に登っていた自分がいたのです。